この間CentOS7をVirtual Boxにインストールしました。
ただ、
- マウスを仮想マシンに動かしたとき、またWindows画面に戻るときにキーボード右下のCtrlを押すのが面倒くさい
- 開いたときに最小化したウィンドウが見えなくて、スクロールするのが面倒
という問題があり、使いずらい。今回はこの二つのGUIの問題の解決策を紹介します。
1、マウスの統合化
ゲストOS(CentOS)とホストOS(Windows10)のマウスコントロールを統合するには、Guest Additionsをインストールする必要があります。
手順
1、CentOSの画面内で右クリック > 端末を開く で、ターミナルを展開する
2、Guest Additionsのビルドに必要なRPMパッケージをインストールする。
コマンド
#(sudo) yum upgrade
#(sudo) yum install kernel-devel gcc
Is this ok [y/d/N]:
と表示されたら、y
+Enter
公開鍵の許諾を許可するかを聞かれたら、y
+Enter
kernel develというのは、カーネルソースの再構築時に必要なヘッダーファイルなどで構成されたパッケージのことです。
3、そのためOSを再起動します。
コマンド #reboot あるいは 右上の電池マーク > 電源マークから再起動
→カーネル(OSの核となる部分)にアップデートを反映させるため。
ここからがGuest Additionsのインストール
4、デバイス > CD/DVDデバイス > Guest Additions のCDイメージを挿入… をクリック
5、ゲストOS側で “VBOXADDITIONS_4.3.16_95972” には自動的に起動することを意図したソフトウェアが含まれています。実行してみますか? 「実行する」を選択
ユーザーのパスワード認証へ
6、マウスの統合化を反映するため、ログアウトし、再ログイン。
7、デバイス > クリップボードの共有 > 双方向をクリック
デバイス > ドラッグ&ドロップ > 双方向
※注意 手順の中にもあるようにカーネルのアップデートに合わせて設定をしていくので、LinuxカーネルやVirtualBoxがアップデートされた場合、再びマウスについては設定し直す必要があります。
2、ウィンドウサイズの調整
Windows同様最小化したプログラムは下の写真の赤い四角形の枠にあるように表示されます。
ゲストOSのサイズはあらかじめ設定されていますが、ウィンドウのサイズが枠に合わせて自動調整されなかったり、ディスプレイ画面が表示サイズよりも大きいためスクロールしなければならないことがあります。
それらの問題を解決するためのボタンは、写真の赤丸で囲われているディスプレイのボタン(左から6つ目)です。
ここを右クリック > 仮想スクリーン1 > 800×600にリサイズ をクリック
→最後のサイズは、パソコンの画面サイズより小さいものを選択しましょう。
これで、画面サイズはスクロールの必要のないちょうどよいサイズになりますが、画面を拡大すると、下の写真のように空白部分が生まれてしまいます。
ここでも同様に、写真の赤丸で囲われているディスプレイのボタン(左から6つ目)を右クリック > ゲストOSの画面を自動リサイズをクリックし、チェックマークが入ったことを確認する。
これで画面サイズを拡大してもそれに合わせて、ウィンドウもサイズが変わるようになります。
3.終わりに
今回は、初期設定では不便な仮想マシンのCentOS7のGUIの設定を二つほどいじってみました。これからも、いろいろまとめていこうと思います。これからやることが山積みです。
CentOS7へのCoDroneのarduino開発環境整備、CoDroneのマニュアルサイト(英語)のまとめ、LPIC、、、あとRubyアプリの開発もそのうち、、、